栄養ばっちり!宅配の腎臓病食で体調を整え、元気をもらおう!
腎臓は老廃物を体外へ排出したり、必要な成分を再吸収したりする役割を果たしています。腎臓の機能が低下している方は、腎臓に負担をかけないように毎日の食事に注意する必要があります。
特に注意すべきは、たんぱく質と塩分。これらをできるだけ摂取しないように、計算しながら食材選びや味付けを考えなければなりません。
たんぱく質を減らすと摂取カロリーも少なくなってしまう傾向があり、意識してカロリーを摂取する必要があります。
1日3回の食事だけでなく、間食や飲み物なども含め、トータルで調整しなければならないので、自力で食事を用意するのが難しいと感じる方も多いと思います。
自分が口にするものすべての栄養を自分で管理するとなるとハードルが高くなってしまうので、無理をせず市販の低たんぱく食品や宅配弁当を利用しながら、1日1食でも自分で用意できるようにしていくと、体をいたわる気持ちと腎臓に負担をかけない食事を維持することができるのではないでしょうか。
ここでは、料理に慣れていない男性でも作りやすい簡単な腎臓病食レシピを紹介しています。
肉料理、魚料理、デザートのそれぞれで、たんぱく質や塩分を控える工夫がありますから、これを参考に料理のレパートリーを少しずつ増やしていきましょう。
お肉を食べたいけれど、たんぱく質の摂取量がオーバーしてしまうのでは…と気になる方は多いはず。
そこで、お肉の量は少なくても満足感が得られるように、他の食材でボリュームアップしたり、味付けを工夫したレシピを紹介しています。
例えば、少ない肉に衣をつけて揚げ物にしたり、野菜と一緒に炒めて増やしたり。ショウガやニンニクでアクセントをつけることで、減塩でも物足りなさを感じない味付けに仕上がります。
このように、手を加えればボリューム満点の主菜が出来上がります。
魚も肉と同様、たんぱく質が多く含まれる食材ですから、魚の量は少しでもボリュームを増やすように工夫する必要があります。
肉と同様に揚げ物にしたり、こんにゃくや野菜と一緒に調理して、かさ増しすると男性でも満足できるおかずになります。ショウガや梅干しなどと一緒に煮てパンチのある味付けにするのもおすすめですよ。
魚料理は臭みを消すために、煮魚など塩分が多い味付けにしてしまう傾向がありますが、塩分を加えずに美味しく食べられるよう香味野菜を使うなどして工夫してもいいですね。
フルーツやチョコレート、サツマイモ、カボチャなど、デザートの材料として使われる食品は、カリウムが豊富に含まれているものが多いと言われています。
カリウムを制限していても美味しいデザートが食べたい!という方は、食材を煮たり茹でこぼしたりすることでカリウムを減らすことができます。
生で食べる場合は、少しの量を寒天など他の食材で補って量を増やし、満足する方法を工夫しましょう。