2.簡単レシピ【魚料理編】
煮物も揚げ物も!腎臓病食の魚料理簡単レシピ
食欲がない日もサッパリ食べられ、工夫次第でボリューム満点のおかずにもなる魚料理。腎臓に負担をかけない味付けや調理法をマスターして、毎日のレパートリーに加えましょう。
レシピ①『サンマの梅煮』
梅干しは塩分が多い食品ですが、低塩のものを少量使う分には味付けのポイントとなってくれる便利な食材です。DHAやEPAが豊富なさんまと組み合わせた定番の健康おかずです。
1人前の材料
- サンマ 中1尾
- 水 カップ1/2
- さとう 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 酒 小さじ2
- しょうゆ 小さじ1
- 低塩梅干し(塩分8%) 1粒
- ショウガ 少々
作り方
- 低塩梅干しの種を取る。
- 調味料と水をすべて鍋に入れてひと煮立ちさせ、サンマを入れて煮る。
- 汁けがなくなって照りが出たら完成。
成分表
- エネルギー 378Kcal
- たんぱく質 19.2g
- 食塩 19.2g
- カリウム 239㎎
- リン 185㎎
調理時間
約40分
レシピ②『白身魚のキャロット揚げ』
サワラやタラなど、季節の白身魚にニンジンの衣をつけて揚げることでボリュームアップ。減塩でも美味しい、自然な甘さの揚げ物です。付け合わせのパセリも一緒に揚げて、食べやすくしています。
1人前の材料
- サワラ、タラなどの白身魚 35g
- 塩(下味用) 0.3g
- ニンジン 15g
- パセリ 少々
- 小麦粉 6g
- 水 10g
- 塩(衣用)0.1g
- 揚げ油 適宜
作り方
- 白身魚は食べやすい大きさにそぎ切りにして塩を振っておく。
- ニンジンをすりおろして水気を軽く切っておく。
- 水に小麦粉と塩を入れて混ぜ、さらにニンジンを加えて混ぜる。
- 付け合わせのパセリは洗って水けを取り、低めの温度の油で揚げる。
- 白身魚に③の衣をつけて、160℃に熱した揚げ油でカラッと揚げる。
- パセリと白身魚を盛り付けて完成。
成分表
- エネルギー 155Kcal
- たんぱく質 7.7g
- 食塩 0.5g
- カリウム 235㎎
- リン 86㎎
調理時間
約30分
レシピ③『ブリ大根』
ブリの量は少な目ですが、こんにゃくを入れることで食べごたえのあるメインおかずになります。ブリの臭みを取るショウガがアクセントになり、薄味でも美味しく食べられます。
1人前の材料
- ブリ切り身 45g
- 大根 60g
- こんにゃく 40g
- さやえんどう 10g
- だし汁 100ml
- さとう 4g
- しょうゆ 7g
- ショウガ(千切り) 少々
作り方
- ブリの切り身は食べやすい大きさに切る。
- 大根は厚さ2センチ程度のいちょう切りにし、15分ほど茹でて水けを切っておく。
- こんにゃくは茹でて厚さ8ミリに切って真ん中に切り込みを入れ、端を切り込みに通して手綱の形にしておく。
- さやえんどうは筋を取ってサッと茹で、水気を切っておく。
- 鍋にだし汁とさとう、しょうゆ、千切りにしたショウガを入れて火にかけて煮立たせる。そこへ大根とこんにゃくを入れて煮てアクを取る。
- ブリを加えて10分程度煮て、最後にさやえんどうを加えて完成。
成分表
- エネルギー 154Kcal
- たんぱく質 11.1g
- 食塩 1.2g
- カリウム 421㎎
- リン 99㎎
調理時間
約1時間